ニュースレターすんご、っと思った話をこっそりシェアします
先日「キーマケLabのヨミモノ」でも使用している、 theLetter の濱本さん@itarumusic と数名を交えて、六本木にある、10年近くお気に入りのピザ屋さんでピザ会を行いました。
直前でのご連絡だったにも関わらず、長谷川さん@haseshout ムロヤさん@rmuroya ありがとうございました!最高でした!
本日はそこで実際に聞いた話や、頂いた情報から考えさせられたことをベースにシェアしていきます。
目次
1.ニュースレターが秘める驚異的なポテンシャル
(1)登録者1万人以上で開封70%以上を維持しているものも
(2)アルゴリズムを無視して情報を届けられる
(3)海外の成功しているニュースレターに共通するポイント
(4)結局ニュースレターで何を書くべきか
2.というわけで、ちょっと「キーマケLabのヨミモノ」変わるかも?
3.最後に
もしよろしければ、先にニュースレターにご登録ください(途中から登録者しか読めなくなります)
1.ニュースレターが秘める驚異的なポテンシャル
当日聞いた中でも特におそらく多くの方が知っておいた方がいいと思ったニュースレター関連のお話を、いくつかピックアップしてご共有できればと思います。
(1)登録者1万人以上で開封70%以上を維持しているものも
まず衝撃的だったのが濱本さん曰く、登録者1万人以上で開封70%以上を維持しているニュースレターもあるという情報。
「だから僕は、特に経営者の方とかで情報発信に力を入れている方に書いて欲しいんですよね」
濱本さんの話を聞き、「なるほどな〜」と考えさせられました。
仮に1万人登録していて開封率70%ということは、それだけで7,000 PV というわけです。
ビジネス系のメディアで7,000 PV 保証のものなんかに記事広告出したら、1本最低100万円ぐらいは費用がかかってしまいます。
「情報を届ける1つの手段として、ニュースレターめちゃくちゃいいじゃん...」と思いました。
また、ニュースレターの一般的な開封率は65%程度のようです。
メルマガの平均開封率は老舗の大手サービスの Mailchimp によると 23%。我々のニュースレターは平均 65% 前後を保っています。theLetter は今、サービス全体で購読者が急増していますが、それでもこの開封率はサービスローンチ当初からあまり変わりません。
メールマガジンの開封率が平均20%前後であることが多いということを前提に考えると、これは驚異的な高さですよね。
(2)アルゴリズムを無視して情報を届けられる
情報発信といえば、 X やFacebook、noteなどに注力されている経営者の方は多いと思います。
情報を届ける手段の1つとしては大変優秀ですし、それらに何度も救われている方も多いのではないでしょうか。
しかし、それらは基本的にアルゴリズムの上で成立しているものです。
例えば、コンテンツのテーマ(例えば採用情報や自社の顧客事例を多くの人に届けたい...と思っても普段の発信の10分の1程度しかエンゲージメントしないなど)によっては、ある程度のインフルエンスを保持した方が発信したとしても、十分に情報を届けられないようなことが起きたり、情報を多くの方が拡散してくれず、結果情報を届けられなかったりするといったことは自分自身、何度も経験しています。
そのため、聞けば聞くほど、「情報発信手段としてニュースレター(theLetter)は絶対持つべきでは?」と強く感じました。
ただ「ではどのようにして最初の読者を獲得すべきか?」という観点からいくと、SNS はとても有益な手段だと思うんですよね。
そのため「うまく道具(SNS とニュースレター)を使い分けていくことが重要なのかな?」とも考えられるのではないでしょうか。
(3)海外の成功しているニュースレターに共通するポイント
話を進めている中で、「海外では驚異的な読者数を抱えているニュースレターも存在する、あれはなぜか?」という話も議論にあがりました。
まず大きいのは当然、言語です。
例えば、成功しているニュースレターの多くが英語で書かれているケースなどが多いことから、当然英語圏で読まれることとなるため、同じテーマで書かれたものであったとしても、当然日本語で書かれたものよりも、より多くの方に読まれることが可能となります。
これは人気の YouTube チャンネルや、特定の SaaS サービスの利用者数やサービス規模などを見ていても感じることなので、納得のいく方も多いのではないでしょうか。
もう1点、極めて重要なのが「書き手の情報収集能力、執筆、編集能力の高さが高いことが多い」という点です。
例えば、ジャバ・ザ・ハットリさん@nodenodenode1 が以前にご紹介されていたニュースレター「Letters from an American」は、それを象徴させるような存在です。
発行者はボストン大学の教授
内容はアメリカの政治と歴史
記事は全てウェブから無料で読める
広告は無し、お金が儲かりそうな要素は見当たらない
その抜群の収益性にはニュースレターを活かした、誰にもマネできない秘密がある
つづく
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ジャバ・ザ・ハットリさんが解説している通り、「Letters from an American がなぜそれほどまでに読まれているのか?」といえば、以下のような特徴が大きいように考えられます。
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特定の問題を表面からなぞらず歴史的な背景から丁寧に説明する姿勢
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書き手であるヘザーさんの人柄を感じさせる文章
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上記を実現させることを可能とするヘザーさんの書き手としてのキャリア
それらによって構成された「書き手の情報収集能力、執筆、編集能力の高さ」が、次のようなサイクルを生み出し、ニュースレターとしての驚異的な成功を実現させているのではないでしょうか。
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書き手が一定正しい情報を有している(もしくは収集している)
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それらを自分らしい、個性ある文章や切り口で伝えられている
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発信を積み重ねることで信頼を蓄積しファンやサポーター、支援者の獲得に成功
(4)結局ニュースレターで何を書くべきか
これは自分が飲み会後に考えたことなのですが、「読まれるニュースレターにしたいのであれば何を書くべきか(何を届けるべきか)」ですが、まずは以下の3つをベースに考えると良いかと。