そろそろ生成AIツールが検索エンジンの代替ツールになれなかった理由について考えはじめたい

いつもキーマケLab に関する情報発信をご確認頂き、ありがとうございます。
川手 遼一 2024.11.02
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背景

10月中旬にキーマケLabで下記調査結果を公開しました。

本日はその話をします。

***

◾️以下、執筆後に追記した文章になります🙇

実は本ニュースレターを執筆中に、米 OpenAI によって日本でも「SearchGPT」(ネット上の情報にリアルタイムでアクセスするAI搭載検索エンジン)の提供が開始されました。

本ニュースレターは発表前に書かれたものになりますので、SearchGPT に関する言及はありませんし、内容に若干の齟齬や前提の違いが含まれています。ご了承ください。

ただ「SearchGPT の検索結果、めちゃいいぞ!!」「これで Google はオワコンじゃない!」などと言っている方には申し訳ないのですが、直近(少なくとも1-2年で)そこまで大きなシフトは起きないと自分は見ているんですよね。

その辺りも、自分が過去執筆した記事の内容とか踏まえ、解説します。

***

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前提として

2022年11月30日に Open AI が公開した「Chat GPT」の熱狂っぷりはすさまじく、登場当初より下記記事のように「これ...検索エンジン(主に Google)は終わった」といった趣旨の記事も飛び出し、話題も誘いました。

「終わるのでは?」という文脈には以下2つの意味があったかと記憶しています。

  • 検索エンジンが使われなくなる

  • 検索エンジンに低品質な記事が大量にインデックスされた結果、検索結果が汚染される

ただ結果的に検索エンジンは普通に使われていますし、検索エンジンに低品質な記事が大量にインデックスされ...に関しても、アルゴリズムのアップデートで対応している認識で(間違っていたらすいません)少なくとも大局的に見た時に、まだ大きな変化は起きていないのかと。

そしてこの手の話って定期的に繰り返される「SEO は死んだ」とか「ラジオは死んだ」みたいな、ちょっと勢いが落ちたオールド寄りのメディアをそうやって取り上げたがる世間の風潮(たぶんPVが取れるのでメディアも定期的に取り上げる)みたいなものも相まって起きている事象なのかなと。

本ニュースレターではあくまで検索エンジンの話をしているので、本来 SEO とは分けて考えるべきですが...

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続きは、3567文字あります。
  • 調査結果
  • 結局川手は何が言いたいのか

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